犬を飼い始めたら動物病院でしてあげてほしいこと

ワクチン接種

犬にはジステンパー、パルボ、犬伝染性肝炎などの恐ろしいウィルスがあります。これを防ぐためには感染より2週間以上前にワクチンで免疫をつけておく必要があります。いつ感染するかわからないため、早い時期にワクチンをするほうが安心です。
しかし母犬からもらった免役(受動免疫)の影響で仔犬が自分自身で免役を作らないことがあります。いつごろ注射すると有効か、あるいは親からもらった免役がいつごろまで仔犬をまもってくれるか不明なので当院では生後50日ごろに1回、80日ごろにもう1回の接種を基本にしています。


ノミの駆除

外に散歩に行ったり外の猫がベランダまで遊びに来るような場合、犬や猫にノミがわくことはよくあることです。
ノミは小さく逃げ足が速く見つけるのは難しいのでノミのフンを探してください。
肩から腰の背筋の先に黒いすりごまのようなものがついているとそれはノミのフンである可能性が高いです。または予防的にノミの薬を夏の間じゅう使うことです。
当院ではフロントラインまたはデュオカラーという製品をすすめています。


フィラリア予防

犬にはフィラリアという蚊からうつるこわい病気があります。こわい病気ですが、1カ月に1回、夏の間に7回飲み薬を投与することで100%予防できますからぜひしてあげてください。


狂犬病の予防注射と登録

日本では狂犬病予防法という法律があり、飼い主は生後90日以上の犬に飼う時に予防注射を受けさせて、市町村に登録する義務があります。登録は一生に一度ですが注射は4月で新年度がはじまると毎年しなおさなければなりません。